歯のこと、歯ぐきのこと。お口のトラブル、全部まとめてお任せ下さい。
虫歯治療について
お口のトラブルの最も多い内容は、やはり虫歯です。歯が痛い、沁みる、食事をするのも難しい……可能であれば、そうなる前に予防と検診の為にもご来院頂くことが一番ですが、様々なご都合により遅れてしまい、こうして痛み始めてから来院される方も少なくありません。
大人になっても、あまり歯医者に行きたくないという方もおられますし、やはり歯医者さんは痛い、だから怖い、という方も珍しくはないのです。当院としても、完全にそれらを否定する事はできません。しかし、治療を施さねばさらに大きな痛みの原因となってしまいます。
神戸市灘区、六甲道駅を最寄り駅とする村田歯科では痛みを最小限にするために、昔よりも細く痛みの少ない注射針を使用するなど、なるべく痛みを少なくするように心がけています。
また、問診の際には、できれば治療に当たっての不安、疑問などのお声をお聞かせ下さい。できる限り、患者さんの立場に立って、ご要望にお応えできるような治療を心がけています。
歯周病について
最近は患者さんの中にも、歯周病のことをご存知の方が増えて来ています。神戸市灘区・六甲道の当院でも歯周病の治療を行っていますが、どういった症状が歯周病なのか、なるべく分かりやすくご説明させて頂きます。
歯周病とはどんなものか?
歯周病は、口内に残った食べかすなどが歯周病菌などと混ざり合った歯垢となり、この歯垢(後には歯石になる)が原因として起こるものです。それ以外にも、食生活や喫煙、そして噛み合わせの悪さから発症する場合もあります。
症状としては歯茎に炎症が起こり赤くなったり腫れたりし、やがて歯を支える骨(歯槽骨)を溶かし、最後には歯が抜けてしまう可能性のある大変恐ろしい病気です。
この歯周病、とても厄介なことに、数日や数週間ではなく、年単位を経てゆっくり進行し、初期・中期には痛みが出ることはほとんどありません。そのため、発症に気付いた頃には、重度の状態になっていることも多くあります。また、歯周病は中高年の方の病気、というイメージもありますが、若い頃に発症していた歯周病が、中高年で発見されることが多いのです。また、歯周病は心臓病、糖尿病、そして妊婦の早産とも関係があり、妊婦の方には歯周病の検診を特に強くお勧めしています。
特に下記のような症状がある場合は歯周病の疑いが強いため、早期に来院し、検診・治療を受けていただいたほうがよいでしょう。
- 歯茎が腫れている
- 歯茎から膿が出ている
- 歯みがきの際に歯茎から血が出る
- 朝起きたとき、口の中がネバネバする
- 何もしないのに歯が痛い(虫歯の場合も多くありますが、歯周病が原因の場合もあります)
- 冷たいものがとても沁みる
- 口臭がある
他にも、歯周病かどうかは分からないが気になることがある……という場合も、ご来院の上、ご相談下さい。
歯周病の治療について
歯周病は適切なブラッシングや、定期的な歯垢・歯石の除去、軽度なものは治療をすることで歯ぐきを良い状態に戻すことが出来ますが、重度の歯周病の患者さんには、以下のような治療を行います。とはいえ、現代の歯科治療では、歯周病は完治がとても難しい病気です。
また、普段の歯みがき、ブラッシングに問題が無くとも発症している場合もあり、当院ではこうした生活習慣や、ブラッシング以外に起因する歯周病のチェックも併せて行っております。
エムドゲイン
歯周病により、歯を支える骨が損傷している場合に行います。エムドゲインと呼ばれるゲル(ゼリー)状の薬剤を塗布し、失われた歯槽骨、歯根膜等の再生を促進するものです。
GTR(組織再生誘導法)
歯周病により、歯を支える骨が損傷している場合に行います。医療用のメンブレン(人工膜、バリヤー膜)を患部に貼り、その内側で歯槽骨、歯根膜等の再生を促進するものです。
フラップオペ
歯周病が重度に進行しており、歯と歯茎の間である歯周ポケットの奥深くまで歯石が付着している場合に行われる、外科的な治療法です。患部を開き、歯の根を露出させることで、通常では除去できなかった歯石を取り除き、縫合します。
上記の治療により、歯周病治療を行います。しかし、重度の歯周病になると、場合によってはこうした治療が難しくなってしまい、抜歯をする場合もあります。可能な限り当院としてはそうした措置を避けていますが、できるだけ早い検診をしていただくことをお勧め致します。
※抜歯をした場合について
入れ歯、ブリッジ、インプラントなど、様々な治療法があります。こちらのページにてそれぞれどのような処置を行うか、説明をさせて頂いています。そちらも併せてご覧下さい。
ソケットプリザベーション
抜歯後のブリッジ、インプラントなどの措置を行う前に、上顎、下顎の骨再生の措置を行う場合があり、その際の手法をこのように呼びます。骨の密度や厚みが不十分な場合、或いは抜歯をした際の穴に歯槽骨の代わりをするものを作る(埋める)処置です。
これらは失った歯を補う治療であるブリッジや、インプラントを行う前の処置となっています。状況に応じて行いますが、骨の状態などによってはこうした処置ができない場合もあります。
親知らずの抜歯
親知らずは、第3大臼歯と呼ばれ、口の中で一番奥にあり、埋伏歯(歯茎の中に埋もれている)となっていることがあります。中には最初から露出している人、綺麗に生えている人もあり、抜歯の必要が無い人もいます。しかし、斜めや横に生えるため、結果的に歯並びに影響を及ぼすことがあります。こうした症状は主に、早ければ十代後半から現れる場合があります。
特に、1つ前の歯に影響を及ぼすことが多く、歯茎の腫れ、むし歯、出血を伴うことがあります。口の中に変な味がする、口臭が強いという場合、膿んでいる場合や、噛み合わせに悪影響を与えている可能性もあり、こうした症状が見られた場合、一度神戸市灘区の村田歯科にご来院下さることをお勧めします。
よく、親知らずは抜いた方が良いですか?という質問をお受けします。
まず、私たちが判断するにあたって考えることは、
- 他の歯への悪影響がないか
- 親知らず自体の清掃がきっちり出来ているか、出来る状態なのか
このどちらかに該当される方には抜歯する事をおすすめすることもあります。ただ、抜歯しない方が良い場合もありますので、一度神戸市灘区・六甲道の当院までご相談ください。
根管治療について
重度に進行した虫歯などで、いわゆる「神経を抜く」と言われる行為や、一度神経の治療を行った歯が感染を起こしていて再度根の中を清掃する行為が、この根管治療です。歯科医師の技量が高度に必要とされる治療方法ですが、当院はこうした根管治療に多くの実績と自信があります。
村田歯科医院の根管治療において、特に大切にしていること
根管治療が必要な場合というのは、主に以下の症状です(必ずしも根管治療が必要とは限りませんが、参考例です)。
- 夜眠れないほど歯が痛い
- 冷たいものや温かいものを飲むと激痛が走る
- 根の先あたりの歯茎が腫れている
- 常に膿が出ており、口の中に変な味がする
これらは歯髄炎や、根尖性歯周炎と呼ばれるものです。一見、歯周病と似ている部分がありますが、痛みや腫れを伴う患部に違いがあり、歯科医師の診断を仰ぐ必要があります。歯の中に穴があき感染している場合もあります。昔はそこをふさぐ事ができず、抜歯をやむなくする事がありましたが、現在ではMTAセメントというふさぐセメントが出てきたことで、歯を残す事が出来るようになりました。
また、他の項でも申し上げていますが、根管治療と併せて抜歯をすることを極力少なくすることも、同じく心がけています。自分の歯で噛むこと、維持することを当院は大切にしています。
他に、医療は日進月歩で進んでいることも考慮し、学会のセミナーなどに積極的に参加し、常に新しい技術や機材を取り入れることを模索し、より衛生的な、より安心いただける根管治療を目指しています。
顎関節症について
- 口を開くときに何だか音がする
- 口を大きく開けることができない
- 虫歯ではないが触ると顎のところが痛む
- 口が開いたまま閉じない
上記のような場合、顎関節症の可能性があります。一見、歯と関係が無さそうに思われますが、こうした症状も私共、歯科医師の専門分野です。神戸市灘区・六甲道付近で顎関節症にお悩みの方は、一度ご相談ください。
顎関節症の原因
原因は様々ですが、睡眠時の歯ぎしり・くいしばりや、頬杖やうつぶせ寝などの日ごろの生活習慣、また顎を強打するなどの外傷からくる場合もあります。
顎関節症の治療について
生活習慣に起因する場合も多く、時にはカウンセリングにより、こうした症状を改善できる場合があります。また、カウンセリング以外には、
マウスピース・テンプレート療法
睡眠時に患者さんの口に直接装着していただく、歯ぎしり・食いしばりから顎関節や歯を守る器具です。患者さんのお口の形状、症状に応じて作成致します。無呼吸症候群、スポーツ用などがあり、詳しくはご来院の際に相談下さい。保険がききます。
薬による治療
筋弛緩剤などを利用し、無意識に力みすぎている筋肉の緊張を和らげ、症状を改善させます。
等の治療法があります。先の症状で気になることがある場合、早めのご来院をお勧め致します。